2018年4月末に出たWindows10 RS4 より、SSHサーバー・クライアントの機能が簡単に利用できるようになりました。
一言解説
- SSHクライアントはコマンドプロンプトから利用可能
- SSHサーバーはOPENSSHサーバーをサービスとして起動すれば利用可能
- TeraTermやPuttyを使っていた方、便利になります。
WindowsでSSHクライアント利用の方法
SSHクライアントがデフォルトにて提供されています。最新版のWindows10にアップデート後、一度再起動してください。
コマンドプロンプトにてsshコマンドが利用できるため、linux / mac と同様の利用方法でsshクライアントとして利用することができます。powershellを利用したほうがよりlinuxライクな操作感になっておすすめです。
#コマンド
ssh user@ip_address
#例
ssh [email protected]
LAN内のmac機にsshでログインすることも可能ですので、同一LAN内に2台の windows / mac / linux いずれかの環境があればすぐに試せます。(windowsの場合は後述のSSHサーバーをたてる必要あり)
今までSSHクライアントソフトウェアを導入していた方、ログインだけの用途であれば、このデフォルトのSSHクライアントを利用したほうが早いですよ。
WindowsでSSHサーバー利用の方法
Windowsの設定画面から、オプション機能を追加する必要があります。
設定画面→アプリ→オプションの追加
と進み、OPENSSHサーバーを追加してください。
この「OPENSSHサーバー」は、「サービス」から起動してください。冒頭で紹介したSSHクライアントのように、コマンドプロンプトやPowerShellからの起動はできません。
サービスの中にOPENSSHサーバーという名前で登録されているはずですので、実行すればOKです。
※ちなみにRS4以前は、sshdという名前でsshサーバのベータ版が利用できました。
これで他の環境から、windows10に対してSSHでログインすることが可能となります。その際、ログイン後はコマンドプロンプトを利用している状態となります。”powershell” と入力してpowershellに移行すれば、操作性がlinuxに近くなり、多くの慣れ親しんだコマンドが使えるようになります。
以上が、windows10でsshクライアント・サーバーを利用する手順となります。
このページへのアクセスが増えれば、詳しい設定手順については今後画像を付けた記事を更新していきたいと思います。
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